先日、兄弟がTwitterで熊本日日新聞が企画した熊本地震復興ツアーを発見!
先着順で定員になり次第申し込み終了でしたがぎりぎりセーフで参加できました。
久しぶりの熊本市の繁華街入りです。
母親が生きてた頃は年に一度は甲状腺の検査に熊本市内の専門医まで連れて行ってたのですが亡くなってからは行くことがなくなってそして地震とコロナ。
町の雰囲気がかなり変わってましたね~
集合時間より早く着いたのでホテルのロビーで寒さをしのぎながら待機。
ホテルを出発した後は最初に熊本城を散策です。
震災の時に被災した戌亥櫓の解体現場前からスタートです。
戌亥櫓は石垣がどんどん雪崩のように崩れていく中、一番角の石垣が一本石垣となりながらも櫓を支え続けていた場所です。
櫓は解体工事が終わり、これから石垣の復元に入るそうです。
次は加藤神社の石垣を見ながらどのように復旧工事しているか説明を聞きました。
モルタルに覆われているのはこれ以上崩落が進まないようするためとのこと。
整列している大きな石は石垣の復旧工事を待っている石垣の石。
この写真だとわかりにくいのですが左側の土がなくなっている場所辺りに斜めの線がありますがこれは最初の石垣の後で線から左側は作り足した石垣で熊本城にはこんな石垣が多いそうです。
崩落を防ぐためとはいえモルタルを石垣に吹き付けたらもとに戻せないのでは?
と復旧工事に携わっている方に質問をすると
文化財を傷つけることは出来ないので養生をした後にモルタルを吹き付けてます
と回答をいただきました。
黒っぽい布のような物が保護シートだそうです。
保護シートをかけたうえでモルタルを吹き付けてるから簡単にモルタルをはがせるのかと思ったら石垣を傷つかるわけにはいかないのではがす方が難しいと言われてました。
つづいては自分が熊本城で一番気に入っていた宇土櫓。
宇土櫓は熊本城の中でも昔のまま残っている唯一の櫓だったのですが震災で大きく被災したため一度解体して復旧されるそうです。
次は天守閣
今回は天守閣の中には入りませんでしたが空中雪隠(トイレ)も再現されてるそうです
流石観光地だけあって10時前でしたが賑わってましたね~
熊本城を見るためには遊歩道を歩くしかないのですがこの遊歩道は文化財を守るためにいろんな工夫をされていて歩道を支える柱は細くて基礎部分は小さく感じますが文化財である熊本城の敷地に遊歩道や人の重みの負荷が分散されてかかるようになる構造らしく専門家の方が遊歩道を見るためだけにわざわざ来られるそうです。
熊本城の復旧工事が終わるのは30年後と予想されているそうですがこの遊歩道はいつまであるのかな?