旧車CBR250FとNDロードスターで九州うろうろ

バイクや車で出かけた場所の紹介とちょっとしたつぶやき

有田焼 彩色サイエンスツアーに参加してきた

先月末、FM佐賀を聞きながら運転してると参加者募集中のCM流れてたので応募してました。ですが当選者のみ連絡と書いてあり何も音沙汰がないので落選。

 

金曜日に巷は3連休だけど土日しか休みないし~、何しようかなーと真面目に仕事しながら考えてました(笑)

すると突然携帯に電話がかかってきて(仕事中でしたが💦)出てみるとキャンセルが出たので参加されませんか?と招待されたので即答で参加します!と回答。

 

日曜日、朝5時半には有田へ向けて出発!

流石に10月なので外は暗いです。

そして雨、アジアンタイヤは雨に弱いから慎重に運転。

※ウェットだとグリップしないので

 

早い時間だと有田までスムーズに進み過ぎて集合時間より1時間早く着いてしまった。

運転しながらパン食べたししばし休憩。

 

ふかうみ(深海)商店さんに到着!

佐賀県庁からバスで参加の方々はまだのようでした。

 

9時になり(株)深海商店の13代目から呉須(ごす)や釉薬の歴史そしてサイエンスの座学をさらっと学び

次は工場見学!

左のトルンミルにコバルトや鉄、ニッケルなどの鉱物とフランスのノルマンディ産の石を入れて粒子を細かくしていくそうです。

なぜフランス ノルマンディ?

不純物(鉄など)がないので適しているそうです。

写真でもわかる通りツルツルのすべすべでしたよ。

数段階にかけて粒子を細かくして最後は石臼(大理石の)で引くそうです。

現在は機械式になっていますが昔の人はこれを手作業していたのかと思うと気が遠くなりますね。

 

生呉須?

スマホだときれいなブルーがくすんでますね(><;

呉須用窯

ここもブルーが鮮やかでした。

ブルーの練炭みたいですが窯で焼いた後の呉須です。

内部まで均等に熱が伝わるように穴を開けているそうです。

青もこんなに種類が~

素人には分かりませんが職人さんたちのこだわりの色なんでしょうね。

 

さて、いよいよ体験。箸置きを2個、自分で釉薬調合します。

左から貝殻、和柄、帽子

貝殻を和柄を選びました。

色見本を見ながら釉薬を調合します。

最初はクロムの0.2で薄いグリーンを目指します。

精密計りでコバルトやクロムなどを計った後に乳鉢で粒子を細かくし乳白色の釉薬となじませます。

乳鉢一度使ってたかったので感動!!

参加した皆さん気持ちがいいと言われてましたよ~

釉薬には3秒浸して引き揚げたらすぐに息で余分な釉薬を飛ばします。

うまく息がかからなくてもっさりしてます。

 

2個目は1個目のグリーンに鉄0.2を混ぜて色の変化を楽しんでみました。

青色になっている部分は呉須で名前を書いて撥水材を塗ってます。

2個目は鉄なので溶かしていく途中はココアみたいな色です。

左、釉薬塗る前 右、釉薬に付けた後(厚塗りのような気がしますが・・・)

後は使った道具を片付けて自由時間と記念撮影。

 

磁器や陶器の知られざる世界を知って楽しい体験イベントでした。

出来上がった箸置きがよい出来栄えだったら後日記事にします(笑)